こねずみディディ・ボンボン あらすじ
「やめて!おおかみさん。」ディディは ひっしです。「それよりも わたしが つんだものを みてください。もし おなかが すいていらっしゃるのなら、それに そんなに あまいものが おすきなら、 ボンボンを つくって あげましょう。」
こねずみの「ディディ」は、パパとママに内緒で野いちごを摘みにでかけます。野いちごを探している時に、上履きを失くしてしまう「ディディ」。
森で怖いオオカミと遭遇してしまいます。そして「ディディ」は・・・・。
おいしそうな野いちごのボンボン
砂糖から作られた殻で具をコーティングした菓子または、一口サイズの砂糖菓子(キャンディー)を意味しています。
チョコレート、ハチミツ入りキャラメル、レモンなどを作れる「ディディ」。そして、「ディディ」がボンボンを作るシーンがあるのですが、とてもおいしそうでたまりません。
作り方の細かいレシピが載っていたら、自分でも作ってみたいと思うほどです。
ハラハラドキドキ 緊張感がすごい伝わる
上履きを失くして探している時に、オオカミと遭遇してしまう「ディディ」。そして、オオカミに食べられそうになった瞬間。
怖がりながらも「ディディ」は賢い頭で、いろんなボンボンを作ってあげるわとおおかみを説得します。
そして、オオカミに食べられないように、あれやこれやと必死になって頑張る「ディディ」に、ハラハラドキドキしながら見入ってしまいます。
スリル満点のシナリオになっているのでぜひ、見てみてください!
親近感がわいてきます
自分よりもはるかに大きいオオカミに、ボンボンを作るのですがたくさん作らないといけません。自分と同じくらいの大きさの鍋で作るシーンがおもしろいです。
(この鍋でオオカミさんも料理をしているんだろうなぁと思うと。少し親近感がわいてきます。一人暮らしで大変そうと思うとつい。)
著者紹介 フランス人作家
© ecoledesloisirs.fr 引用 http://www.ecoledesloisirs.fr
作・絵 オルガ・ルカイユ
1916~2004。フランスの絵本作家。パリ生まれ。森や自然に接する機会の多い子ども時代を過ごし、ルーブル美術学校に学ぶ。アレクサンドリア(エジプト)、ベイルート(レバノン)に住み、新聞や本の挿し絵を描く。
オルガ・ルカイユ (著, イラスト), Olga Lecaye (原著), こだま しおり (翻訳) 岩波書店