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「こねずみディディ・ボンボン」 作 絵:オルガ・ルカイユ【感想・あらすじ】

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こねずみディディ・ボンボン 表紙

こねずみディディ・ボンボン あらすじ

こねずみディディ・ボンボン 1

 

「やめて!おおかみさん。」ディディは ひっしです。「それよりも わたしが つんだものを みてください。もし おなかが すいていらっしゃるのなら、それに そんなに あまいものが おすきなら、 ボンボンを つくって あげましょう。」

 

こねずみの「ディディ」は、パパとママに内緒で野いちごを摘みにでかけます。野いちごを探している時に、上履きを失くしてしまう「ディディ」。

 

森で怖いオオカミと遭遇してしまいます。そして「ディディ」は・・・・。

 

おいしそうな野いちごのボンボン

こねずみディディ・ボンボン 2

 

砂糖から作られた殻で具をコーティングした菓子または、一口サイズの砂糖菓子(キャンディー)を意味しています。

 

チョコレート、ハチミツ入りキャラメル、レモンなどを作れる「ディディ」。そして、「ディディ」がボンボンを作るシーンがあるのですが、とてもおいしそうでたまりません。

 

作り方の細かいレシピが載っていたら、自分でも作ってみたいと思うほどです。

 

ハラハラドキドキ 緊張感がすごい伝わる

こねずみディディ・ボンボン イラスト

 

上履きを失くして探している時に、オオカミと遭遇してしまう「ディディ」。そして、オオカミに食べられそうになった瞬間。

 

怖がりながらも「ディディ」は賢い頭で、いろんなボンボンを作ってあげるわとおおかみを説得します。

 

そして、オオカミに食べられないように、あれやこれやと必死になって頑張る「ディディ」に、ハラハラドキドキしながら見入ってしまいます。

 

スリル満点のシナリオになっているのでぜひ、見てみてください!

 

親近感がわいてきます

自分よりもはるかに大きいオオカミに、ボンボンを作るのですがたくさん作らないといけません。自分と同じくらいの大きさの鍋で作るシーンがおもしろいです。

 

(この鍋でオオカミさんも料理をしているんだろうなぁと思うと。少し親近感がわいてきます。一人暮らしで大変そうと思うとつい。)

 

著者紹介 フランス人作家

オルガ・ルカイユ

© ecoledesloisirs.fr 引用 http://www.ecoledesloisirs.fr

 

作・絵 オルガ・ルカイユ

1916~2004。フランスの絵本作家。パリ生まれ。森や自然に接する機会の多い子ども時代を過ごし、ルーブル美術学校に学ぶ。アレクサンドリア(エジプト)、ベイルート(レバノン)に住み、新聞や本の挿し絵を描く。

 

オルガ・ルカイユ (著, イラスト), Olga Lecaye (原著), こだま しおり (翻訳) 岩波書店

ABOUT ME
eにんじん
3兄弟の末っ子でイラスト・記事執筆を担当しています。老人ホームで、読み聞かせのボランティアをやっていました。現在は、横須賀で情報を発信しています。企画、デザインも考えています。
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