くれよんのくろくん あらすじ
すると、くろくんが やってきて いいました。「ねえ、ぼくは?ぼくは、どこを かけばいいの?」みんなは いいました。「くろくんは、まにあってるよ。」「きれいに かいたえを くろくされたら、たまらないよ・・・」みんなは、くろくんを なかまに いれてくれません。
新品のクレヨンたちがいました。退屈でつまらない日々。ある日、「きいろくん」が蝶を描いて大喜びします。
そして、「きいろくん」は他の色のクレヨンたちを呼んで遊び始めました。
ところが、最後に残った「くろくん」だけは、仲間はずれ・・。「くろくん」はどうなるのでしょうか?
全てに価値があること
いきなり、みんながいた えのうえに ビューッと あたまを すべらせました。
いろんなクレヨンたちが、色を塗っていく中で価値を見つけ出していきます。「あかさんはチューリップの色」「ピンクちゃんはコスモスの色」「きみどりさん・みどりくん」が葉っぱの色をつけていきます。
▼クレヨンの色=人間の個性の色
クレヨンの色にはそれぞれの価値があることを教えてくれます。だけど、色が混ざれば個性が薄れてしまい伝わらなくなってしまうこと。
子供の個性も同じように、調和することが大事ということをこの絵本から学べました。「クレヨンの色=人間の個性の色」を当てはめて教えてくれるところが素晴らしかったです。
仲間はずれについて
みんなが楽しく色を塗っている時に、「くろくん」が一緒に塗ろうとすると「きれいに かいたえを くろくされたら、たまらないよ・・・」と言われ、「くろくん」は仲間はずれにされてしまいます。
個性が強すぎれば、仲間はずれになる。これは、子供たちにも当てはまるテーマです。違うだけで、嫌われることをどう受け止めるのかを「くろくん」が教えてくれます。
(シャープペンのおにいさんが慰めてくれて、アドバイスをしてくれます。)
「くろくん」が出した答えに、ちゃんと個性が違ったって良い所があるんだよと教わることができました。子供に仲間はずれについて教えるのにおすすめの絵本です。
絵本を読んだ人の感想
「くれよんのくろくん」#読了
みんな違ってみんないい。この絵本は、その言葉を実感させてくれる。個性をぶつけ合うのではなく、融合させる事でそれぞれの個性が生きていく。個性が強いと、仲間外れにされる世の中。だが、一人一人の個性を認め、違うからこそ良い所がある事を教えてくれる作品。 pic.twitter.com/be6oy01TUY— わさび@読書垢 (@booklove_wasabi) 2017年8月18日
60.「くれよんのくろくん」なかや みわ
これ幼稚園の図工でやったことある人多いでしょ!🖍
どんな色も素敵なそれぞれの個性なんだよ、というメッセージを感じられる優しい作品。
こういう絵本って大人になってから読むと不意に涙出そうになるよね(涙腺激弱OL)😭#ボイメンナゴヤドーム応援チャレンジ pic.twitter.com/3igluGiFin— よよ (@yoyoto_naku) 2018年11月15日
くろくんとふしぎなともだち あらすじ
おおきな おおきな がようしを もってくると、おはなを さかせたり・・・
くれよんの「くろくん」が歩いていると、バスがいました。「くろくん」がバスに走ってもらうことをお願いすると、「道路がないと走れないんだよ」とバスが言いました。
そこで、「くろくん」が頭をすべらせ、道路を描くと、バスは元気よくその上を走り出しました・・・
くろくんが道を作ってあげる
いろんなものを どんどん かいて、おおきな がようしを つなぎあわせ・・・ いろとりどりの まちを つくりました。「わあ!なんて たのしそうなんだろう!!」そのまちを みた しんかんせんは、おもわず そういいました。
「くろくん」が散歩にある日、出かけると。バスがいて、道路を描いてあげることになり、頭をすべらせて作ってあげる「くろくん」。
最後にバス停を作ってあげて、バスをゆっくり止めました。次の日は船がいました。そして、「くろくん」は船のために波を作ってあげました。
最後にみなとを作って、船をゆっくり止めました。「くろくん」が頭をすべらせて、道や波などを作って楽しむシーンがとても、楽しそうで良かったです。
この回での「くろくん」は自分の才能をフル活用しているのが素晴らしく感じました!!
自分にできることをするというのは、読んでいて、元気が出るシーンです。
→読み聞かせする大人が、泣いてしまう絵本!「くろくんとなぞのおばけ」著:なかや みわ【感想・あらすじ】
絵本を読んだ人の感想
寝かしつけ絵本まとめ3
なかやみわさん「くろくんとふしぎなともだち」くれよんのくろくんが乗り物のお友達と遊ぶよ!だけどやりすぎてしまって反省するくれよんたち。楽しみながら悪いこと、謝ることも分かってくれたらいいなと思いながら読んでいます— クマ太郎 (@hiseadodo) 2016年11月3日
最後に驚きの展開に!
そして、「くろくん」が毎日遊んでいることに、ほかのクレヨン達も気付き一緒に参加することになります。
そこで出会ったのが、新幹線です。みんなで新幹線のためにいろんなものを描いてあげます。
花・町・山・動物などそして、最後にレールを描いてあげる「くろくん」。新幹線はどう楽しむのでしょうか?
最後に驚かされる展開になります。
著者紹介
著 なかや みわ
1971年、埼玉県生まれ。企業のデザイナーを経て、絵本作家になる。
子ども時代の思い出から生まれた『くれよんのくろくん』
そらまめくんのあと、次は何を描こうかなと画材を広げていたときに、目に飛び込んできたのが、クレヨンでした。黒だけがあまり減っていないのをみて、「なんだかこの子、ちょっとかわいそうだな」と感じたんですよ。そのとき、くろくんの引っ込み思案な性格が、ふと頭によぎって……それなら今度の絵本では、クレヨンの黒が脚光を浴びる話にしたいなと思ったんです。
なかや みわ (著) 童心社