分け合うことを教えてくれる絵本
Copyright © 2009 by Matthew McElligott
王さまライオンのしょくじかいに招かれました。デザートのケーキを「自分のぶんをとってまわしなさい」と、となりのゾウにわたしました。
さて、ゾウはケーキを切って、自分のぶんをとりましたが…?
自分のぶんを理解するのに分かりやすく、算数がたのしくなる絵本です。
ここがポイント!
半分・倍のことを理解するのに、ケーキを使って表現しているのがとても分かりやすかったです。
しかも、とても心温まるストーリーになっているのが魅力的です。
“個性的なキャラクター達”
・蝶ネクタイをした「カエル」
・つばの広い帽子をかぶった「インコ」
・サングラスをかけた「ゴリラ」
・真珠のネックレスをした「カバ」など。
登場する動物達の性格も個性的で、ずうずうしい性格をしていて、自分の分のケーキを食べる、食事シーンがクスッと笑ってしまいます。
主人公の「アリさん」が、とても真面目な性格です。この対照的な関係性が、読んでいて面白いところです。
性格が真面目そうなライオンさんと「アリさん」は、アクセサリー的なものを身に着けていません。(それぞれの性格を表現しているのでしょうか?)
思いやることも一緒に学べる
この絵本から、自分のことだけを考えないエッセンスを学べたり。相手の分のことも考えてみようという、思いやる気持ちを教えてもらえる作品でした。
「アリさん」のような、分け与えあう関係を築いていきたいですね。
絵本を読んだ人の感想
今『王さまライオンのケーキ』という絵本をもぐに読んだが、なかなか秀逸な絵本だった。内容も絵も。
— Arte (@Arte1195) 2015年11月5日
子どもの絵本大賞in九州第6位『王さまライオンのケーキ』(徳間書店)「算数が苦手でも面白い。アリの誠実さとライオンのあたたかさにホッとする」「ゾウの切り方にびっくり!よく考えられた絵本」 オススメ!
— 子どもの絵本大賞in九州事務局の一人 (@cocorotosora) 2011年4月28日
ナイス【王さまライオンのケーキ はんぶんの はんぶん ばいの ばいの おはなし】意地っ張りはよくない。人の事を考えよう。それがよくわかる絵本でした。最後の最後に… http://book.akahoshitakuya.com/cmt/7059864 #bookmeter
— 森下冬希 (@morisitafuyuki) 2011年1月15日
著者紹介 アメリカ人作家
作 マシュー・マケリゴット
ニューヨークのアルバニー郊外で育ち。アルフレッド大学に通った。イラストレーター
モンスターズ・インクのようなサイトになっています。小学校を訪問したり、いろんな活動をしています。
公式サイト matthewmcelligott.com
マシュー・マケリゴット (著, イラスト) 野口絵美 (翻訳) 徳間書店
シルクハットをかぶったコガネムシ、蝶ネクタイをしたカエル、つばの広い花の帽子をかぶったインコ、リボンをしたイボイノシシ、スカーフをしたリクガメ、サングラスをかけたゴリラ、真珠のネックレスをしたカバ、片眼鏡をしたゾウがすごかった
感想コメント、ありがとうございます。