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火曜日の夜になると、動き出すものとは?「かようびのよる」【感想・あらすじ】

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かようびのよる 表紙

 

あらすじ

かようびのよる 見開き 1

 

(カエルさんがカラスを追いかけます。カラスは「ギャーーー」っと叫んで、逃げています。)

 

それは、とある火曜日の晩のことだった。あたりがすっかり暗くなったころ、町外れの池から、蓮の葉に乗った「カエル」たちが飛びたって…。

 

コール・デコット賞、絵本にっぽん賞特別賞受賞。

 

カエルさんのハプニング

かようびのよる 挿絵

 

火曜日の夜8時ごろになると。突然、「カエル」さんが蓮の葉っぱに乗って飛んできます。カラスを追い回したり。洗濯物に引っかかったり。

 

いろんなハプニングが起きます。見ていて、クスッと笑ってしまうシーンがいっぱいあります。

 

●著者本人登場!?

「よる 11時21分」のページに登場する、食事している男性が著者本人ではないかと思うぐらい似ています。

 

著者自身が、絵本を作って休憩している時間に「カエル」さんが空を飛んでいたのでしょうか?

 

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緻密な描写力&空想力がスゴイ!

かようびのよる 見開き 2

 

(カエルさんがテレビのリモコンを操作していて、隅で猫がこっそりのぞいています。)

 

デヴィッド・ウィーズナーさんの作風はとてもリアルです。それでありながら、空想的表現もしっかりしていて、説得力があるのが魅力的です。

 

カエルがもし、空を飛んできたら・・」を十分に味わせてくれる作品になっています。

 

文字が少ないので、絵の動きで読み聞かせてみてください!

 

「カエルくんがこう飛んでいるよ!」「カエルくんがテレビを見ているよ!」など。「カエル」くんを使って、会話を盛り込んでも、面白いですよ。

 

“最後のページまで見逃せないので、ようチェック”

最後のページで、「つぎの かようび、よる7時58分・・・」という言葉が。

さて、最後に何が起こるのでしょうか。お楽しみに。

 

著者紹介 アメリカ人作家

著 デヴィッド・ウィーズナー

アメリカの児童文学作家、イラストレーター。 1956年、アメリカのニュージャージー州ブリッジウォーターに生まれる。

 

デヴィッド・ウィーズナーさんのサイトです。ギャラリーがあるので、見てみてください。

 

デヴィッド・ウィーズナー (著), 当麻 ゆか (翻訳) 徳間書店

ABOUT ME
eにんじん
3兄弟の末っ子でイラスト・記事執筆を担当しています。老人ホームで、読み聞かせのボランティアをやっていました。現在は、横須賀で情報を発信しています。企画、デザインも考えています。
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