あらすじ
宿題、部屋の掃除など、やりたくないことを自分の変わりにやってもらうために。
僕のニセモノを作って、いろんなことをやってもらおう!!だけど、僕になってもらうためには、僕のことを知ってもらうしかない。
「お手伝いロボ」に自分のことを説明するために、自己分析が始まります。
客観的に自分を見ることができる
うーん たとえば ぼくは すきなものときらいなものがある
● すき
味付き海苔・ドングリ・カニ・水中メガネ・スコップ・おばあちゃん
✖ きらい
作文の宿題・マフラー・ハンドクリーム・香水のにおい・紐の靴・グレープフルーツジュース
お手伝いロボに自分のことをしゃべりながら、客観的に見せてくれるのが分かりやすくて面白いです。
自分専用の哲学書!?
ぼくは マシーンである こんなふうに かんがえることも できるかもしれない。
「うんち製造マシーン」「かみの毛工場」「ホカホカマシーン」「くつしたボロボロマシーン」「もうすぐ夕ごはんマシーン」「やわらかいものが好きな人を喜ばせるマシーン」
いろんな視点で描かれているので、自分専用の哲学書みたいな内容になっています。
外見の特徴、できること・できないこと、小さい時の思い出、自分にしかない癖など。
イラストが可愛いので、難しく感じずに自分について探究するような仕組みになっているのが良かったです。
自分を知れば知るほど、人と違うことも分かってきます。いろんなことを教わることができる絵本です。
・ヨシタケ シンスケ関連記事
著者紹介 ヨシタケシンスケ
© KINOKUNIYA COMPANY LTD. 引用 https://www.kinokuniya.co.jp
プロフィール
1973年、神奈川県生まれ。
日常のさりげないひとコマを独特の角度で切り取ったスケッチ集や、児童書の挿絵、装画、イラストエッセイなど、多岐にわたり作品を発表している。2児の父。
ヨシタケシンスケ HPより一部引用 osoraku.com/profile
HP osoraku.com
絵本 「りんごかもしれない」
ヨシタケ シンスケ (著) ブロンズ新社