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※今回、紹介させていただいている書籍は、CCCメディアハウス様に献本していただいた書籍です。
日本とフランスの子育ての違いとは
大事な子育てのエッセンスを教えてくれる本を紹介します。はじめに、著者本人がフランスで子ども三人を育てて、学んだことについて書かれたものです。
自分の意見だけではなく、研究データやいろんなアイディアなどを取り入れて作られた本です。
妊婦の心得方&赤ちゃんの接し方
日本でも赤ちゃんに対して、水銀・農薬・タバコ・お酒など。接種してはいけない物や心配しなければいけないことがたくさんあります。(今では、放射能のことなど)
大事に思う気持ちが強すぎれば、不安になり胎児に一番ストレスを与えてしまうことになります。
母親の心配事=お腹の子どもの心配事
落ち着いた妊婦は落ち着いた子育てができるという考え方。子どもの成長について分かち合うことなど、妊婦の時期を楽しむことが大事!
麻酔も部分麻酔なら良しとしたり、母乳育児だけではなく、ベビー食品もOK!祖父母の家に子どもを預けてみよう。
育児本のマニュアルどおりにやるのではなく、自分に合う出産・子育て方法を選んでいくことが大事です!!余裕を持つことを心がける。
●赤ちゃんと親の関係
フランス式では、赤ちゃんを生後6ッか月から理性ある人間として扱っています。家のことや冠婚葬祭について、赤ちゃんでもしっかりと大人のルールを丁寧に説明してあげます。
●赤ちゃんのいろんな寝方
泣きながら寝たり、感情的になりながら寝たりするのが赤ちゃんです。だから、泣いたらすぐに抱き上げることは、赤ちゃんを起こすことになるので、寝方をしっかりと観察しましょう!!
泣きながら自分で、睡眠サイクルを学んでいるので。
「グズル=起きたことではない」ので、慎重に!!
親の立場と子どもの立場を両方大事にする
フランス式では、「親も楽しく生活する時間と空間があることを子どもに教えている」ことが、驚きました。
しかも、母親は綺麗な姿で過ごす大切さ。母親であり、女であることも忘れないところがフランスっぽいところです!
■ママタクシーにならないように注意しよう!
親の犠牲で子ども中心の家庭生活をしないこと!親の自由な時間があるからこそ、子どもにも余裕が与えられます。
子どものしつけ方のココが大事!!
子どもがスゴイ大声で泣くからと言って、お菓子で泣き止ませないこと。泣き叫ぶことを推奨することになるから注意しましょう。
忍耐力を教える時期が大事
自分の思い通りにならないこと=子どもに「忍耐力を教える」時期でもあります。
もしも、長く泣き叫ぶことがあっても、子ども部屋で大声で泣かせてあげましょう。泣きながら心を落ち着かせたり、整理する時間を与えてあげられるからです。
その後に、子どもの主張を聞いてあげましょう。もしかしたら、ケロッと忘れているかもしれません。泣く原因はさまざまですから。
欲求不満の対処の仕方を幼児期から教えることで、逆境から立ち直りやすい子に育ちます。だけど、愛情を伝えることを忘れずにね。
待つ練習の機会をたくさん与えてあげる
子どもの遊び場では、子ども同士の社会ルールを見守ること。問題が起きても、子どもたち同士で解決する機会を与えてあげよう。
嫌いな食べ物でも味見をさせたり、食事も一度で全部ではなくコースで食べさせる。どんな味がしたのかを聞いて、五感を刺激する。
子どもができそうなことをさせてみよう。料理、掃除、洗濯物など。例えば、タオルをたたんでもらうなど。子どものペースでゆっくり、やらせてあげること。
(子どもを忍耐強くするには、親も忍耐強く接しないといけないのが難しいかもしれません!!)
→「フランス人は子どもにふりまわされない 心穏やかに子育てするための100の秘密」 後編
参考になる教育法&人物
モンテッソ―リ教育法 20世紀初頭にマリア・モンテッソーリによって考案された、子どもの自発性を重んじた教育法。
マグダ・ガーバー ハンガリーで生まれ。子どもに対して、思いやりと教育の両方を大事にした教育者。
著者紹介
Copyright © 2014 by Pamela Druckerman 引用 pameladruckerman.com
著 パメラ・ドラッカーマン
[su_note note_color=”#e4e9e7″ text_color=”#000000″ radius=”15″]アメリカのジャーナリスト[/su_note]
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パメラ・ドラッカーマン (著), 鳥取絹子 (翻訳) CCCメディアハウス