気持ちが落ち込みやすい人に
生きることに悩んだり、理解してくれる人がいなかったりなど。
小学生、中学生の時にいろんなことがあって、気持ちが落ち込みやすい時期があったりすると思いますが。
そういう時に、気持ちを代弁してくれたり、分かりやすく見せてくれるのが、この絵本です!
思春期の子どもたちにオススメ
この絵本では、小さな勇気や気持ちの変化を教えてくれます。
書かれている言葉の一つ一つが、現代の若者に伝わるメッセージになっています。
「だれも わかってくれない」「まわりは冷たい機会のよう」「どうしてか なぜか も わからない」
絵の印象だけだと、暗いだけかなぁ~と分かりにくいかもしれません。
思春期に悩んだり、落ち込みやすい傾向の人に
悩みは人それぞれ違うと思いますが、悩んだり弱ったりするとこんな感じで「落ち込んでしまうこともあるんだよなぁ~」と共感させてくれます。
→「エロイーサと虫たち」 作:ハイロ・ブイトラゴ 絵:ラファエル・ジョクテング
→「はやくはやくっていわないで」 作:益田ミリ 絵:平澤一平【感想・あらすじ】
まとめ
弱った自分を認めてあげることを、この絵本は教えてくれます。
強くなったり、元気になるためには。落ち込んだ自分をまず認めてあげること。
弱っている自分を好きになることから始めるなど。ジャンプするためには一度、しゃがみこまないといけないのと同じことです。
元気でいることも大切ですが、弱音を吐いたり、弱い自分でいることも大切なことかもしれません。
ページをめくるごとに、自分の心の中の心情を表している描き方が素晴らしかったです。
▼補足ポイント
翻訳は早見優さんがされています。音筆対応の絵本です。各見開きページの下に紅葉のマークをタッチすると、早見優さんの朗読が音筆から聞こえるようになっています。
絵本を読んだ人の感想
ショーン・タンの作品で、早見優さんが翻訳されてる、『レッドツリー』って絵本‥深いなぁ。初めて読んだ時に涙が止まらなかった。挫けそうになった時に読んでほしい絵本です。
プレゼントしてくれた友達に感謝!
ありがとう(。・・。)— ちっこいまる????☔ (@chibiee1014) 2013年11月17日
【本日の一冊】『レッドツリー』 ショーン・タン流の青い鳥。挿絵に必ず赤い葉が混ざっており、自然と絵をくまなく見せる仕掛けになっていて上手いと思う。ただちょっと話が短いのが難点。絵本と考えれば普通かもしれないけれど。
— 左右左 (@Left_RightLeft) 2013年5月19日
探してたショーン・タンの絵本みっけたぁぁわぁぁあい!レッドツリー!いいね、この人の現実的な内容と内容に似合わないファンタジー色強い独特の絵の世界観大好き…
— ワルツ⌒(ё)⌒チャン (@warutuuuuuuu) 2012年6月16日
著者紹介 オーストラリア人作家
著 ショーン・タン
1974年、西オーストラリア州フリーマントルに生まれる。オーストラリアのイラストレイター、絵本作家、映像作家。
ショーン・タンさんのサイトです。ギャラリーがあるので、見てみてください。
ショーン・タン (著), 早見 優 (翻訳)今人舎