ビロードのうさぎ
最初にもらった、「ビロードのうさぎ」のおもちゃを大切に遊んでいた「ぼうや」は楽しくて仕方がありませんでした。
しかし、新しいプレゼントをもらって、「ビロードのうさぎ」のことをすっかり忘れていまいました。
大切に扱った、おもちゃ
[su_note note_color=”#e4e9e7″ text_color=”#000000″ radius=”15″]うさぎは だんだんと よごれて きたなくなっていきました。 けれど まいにち とても しあわせだったので、そんなことは きにもしませんでした。[/su_note]
心から、大切に大事に思われたおもちゃのことを「本物のおもちゃ」だということを、ほかのおもちゃに言われた「ビロードのうさぎ」。
「僕は、そんなおもちゃになれるのかなぁ」と悩む、「ビロードのうさぎ」。
ビロードのうさぎの行方とは
[su_note note_color=”#e4e9e7″ text_color=”#000000″ radius=”15″]「へんなやつだなぁ。 ほら とんでみろよ、こんなふうに」 もう1ぴきが ジャンプをしました。「とべるよ ぼく、 ほんとは すごくたかく とべるけど・・・」
それは ぼうやが ほうりなげてくれるときの はなしです。 「いまは とびたくないんだ」と ビロードうさぎは いいました。[/su_note]
「ビロードのうさぎ」が、「ぼうや」と仲良く、幸せな日々を過ごします。しかし、ある日突然お別れの時がやってきます。
ずっと大切に扱われた「ビロードのうさぎ」は、「ぼうや」と別れてどうなってしまうのでしょうか?最後に、感動する展開が待っています。
著者紹介
著 マージェリィ・W. ビアンコ
1881年、ロンドン生まれ。結婚後、アメリカに住む。
絵 酒井 駒子
1966年、兵庫県生まれ。東京芸術大学美術学部卒業。
マージェリィ・W. ビアンコ 酒井 駒子 (著), 酒井 駒子 (イラスト, 翻訳) ブロンズ新社