天女銭湯
韓国で今、注目の作家(ペク・ヒナ)さんと、長谷川義史による、軽快な関西弁の翻訳によるコラボ絵本が登場です。
ある日、温泉施設に来た親子がいました。母親と娘の「ドッチ」という女の子です。
そして、スパランドには「岩盤浴、氷の部屋、ゲームの部屋」までなんでもある、温泉施設。そこで「ドッチ」が楽しみにしているのが、水風呂でした。
そして、そこにいたのは・・・。なんと「天女」でした。
「おじょうちゃん、こわがらんといてね、わたしは ほれ あのやまに すむ 天女よ。はごろもを なくして しもうてね、ここに いるしか ないんよ」
羽衣をなくした、天女さんは。この水風呂にいることにしました。
この絵本はイラストで描かれているのではなく、人形で一つ一つ作られた作品です。スゴ~~く手間のかかっている絵本です。
「うわー、ばあちゃんは みずぶろあそびの プロ やった。たきに うたれる、 これ しゅぎょう!おけを うきわにして バタあし! ゴボ ゴボ ゴボ、ミズ ノ ナカ デ イキ トメテ―!」
そして、天女は「ドッチ」に、水風呂で遊ぶ方法をを教えてくれました。天女さんと別れた後、「ドッチ」は体調を崩してしまいます。
肌の質感から、顔の表情まで。命が吹き込まれたような感じが、見ていて不思議な気持ちにさせる作品でした。
絵本を読んだ人の感想
ケチャップマン、お好きだと思います☺︎天女銭湯♨も良かったですよ。どちらも言葉のリズムが心地よくて、声に出して読みたい絵本でした。小学校の読み聞かせで読んでみようと思います。
— 脚本家・今井雅子@産婆フジヤン出版! (@masakoimai) 2017年6月29日
@hasebon3
こんばんは。
私は保育士してます 毎日 子ども達に絵本を読みます。
1歳児の子ども達に「天女銭湯」を一度 読んでみたら 毎日「あれ〜ばあちゃん」と毎日 読んでいます。
こるからも あったかくて ほっこりする絵本 楽しみにしています。— yumiko (@cactus_crystal) 2016年10月15日
著者紹介
著 ペク・ヒナ
絵本作家。自称人形いたずら作家。1971年、ソウル生まれ。韓国の梨花女子大学卒業後、カリフォルニア芸術大学でアニメーションを学ぶ。人形制作、セットづくり、撮影までのディテールにこだわり、独特のファンタジー世界をつくり出す。韓国でもっとも注目される絵本作家。
ペク・ヒナ (著), 長谷川 義史 (翻訳) ブロンズ新社