たべてあげる
ある時、ピーマンが嫌いで、悩んでいました。「だれか かわりに たべてくれないかな~」と「りょうたくん」が思っていると。
そこに、「たべてあげる」と小さな男の子があらわれました。「小さなりょうたくん」がいやな物をすべて、食べてくれることになりました。
嫌いなピーマンを食べずにすんで、「りょうたくん」は大喜びです。しかし・・・。
「これもいやだ あれもいやだ」りょうたくんは まえより わがままになりました。いやなものを ぜんぶ ちいさな りょうたくんが たべてくれるからです。
「りょうたくん」の嫌いな物を、なんでも食べてくれる「小さなりょうたくん」に与えていくと。少しずつ、大きく変化していきます。
「小さなりょうたくん」<「小さなりょうたくん」<「小さなりょうたくん」<「小さなりょうたくん」
どんどん大きく変化していく、「小さなりょうたくん」に「りょうたくん」はビックリしてしまいます。
「たべてあげる たべてあげる」ちいさな りょうたくんは どんどん たべて おおきくなりはじめました。 そして りょうたくんの きらいじゃないものまで どんどん たべてしまう ようになりました。
昔の絵本のようなタイプが好きな方には、おすすめの絵本です。悪いことをすると、罰があたるような展開が、良い人は満足する内容だと思います。
怖いもの系の絵本を読み聞かせすると、寝れなくなるタイプの子どもにはおすすめしません。
ただ、読み手によって、全然怖く感じない子と、トラウマに感じる子がいるので。読んでみないと、反応が分かりません。なので、親御さんの判断で決めてみてください。
絵本を読んだ人の感想
ついったで話題の「たべてあげる」見つけたので買っちゃった~?✨これ、好き嫌いの多いにこに話してあげたら頑張って食べるようになったので(笑)
ケチャップマンは立ち読みして気に入ったとのことで購入!! pic.twitter.com/omIiqTg20e— いちご (@amu15amu15) 2017年9月6日
著者紹介
著 ふくべ あきひろ
1976年生まれ。京都大学卒業。博報堂コピーライター。TVCMなどを手がけるかたわら、絵本作家としても活動。
絵 おおの こうへい
1974年生まれ。東京藝術大学卒業。博報堂アートディレクター。ポスターやTVCMなどを手がけるかたわら、イラストレーター、絵本作家としても活動。
ふくべ あきひろ (著), おおの こうへい (イラスト) 教育画劇