sponserd link
あらすじ
詩人の「まどさん」は言う。「『永遠』というものを言おうとしたとき、どう言えば『永遠』が言えるのか」と。
「どう言っても、どう描いても、言わないこととおなじようなものかもしれないんだけれども…、それでも、言ってみたいと思うんです」
そんな詩人の想いを、画家の「ささめやさん」がうけとめ、一冊の絵本になりました。
空気を通して、「永遠とは?」
そして ぼくが いま はいた くうきは もう パパの 胸の なかに はいっていく
空気は当たり前のように存在して、あるようでないようなもの。そのことについて、読者に一つ一つ、問いかけていく内容になっています。
大人向け絵本
くうきは びっくりぎょうてん しているか? なんの おなじ くうきが つい このあいだは
子供には、少し難しい絵本かもしれません。詩が好きな、大人向け絵本です。ふと立ち止まって、考えさせられる内容が良かったです。
普段、目を向けないことに目を向けてみようと思わせてくれました。自分の吐いた空気はどこに行くのだろうかぁ~。
著者紹介
絵 ささめや ゆき
1943年、東京都に生まれる。『ガドルフの百合』(偕成社)で小学館絵画賞受賞。
詩人 まど みちお
1909年、山口県に生まれる。1934年に投稿した詩が北原白秋の選により特選に選ばれる。
ささめや ゆき (イラスト), まど みちお 理論社
ABOUT ME
sponserd link
sponserd link