このあと どうしちゃおう
ヨシタケ シンスケさんが「死」をテーマに挑戦した絵本を紹介します。おじいちゃんは、死ぬのが怖かったのかなぁ?
死んだおじいちゃんの部屋を掃除していたら、 「このあと どうしちゃおう」と書かれたノートを発見。そのノートを開いてみると、そこには・・・。
死んだらどうなる?どうしたい?死んだあとのこと、生きてる間に考えてみませんか?
絵本で教えてくれる、終活!?
天国に行くときの格好
ぼうし、そうがんきょう、よみかけのほん、あるきなれた靴、ハンカチ、リュックのなかみ、かみさまのおみやげ。
生まれ変わったら、なりたいもの
すえっこ、ピザ屋さん、お金持ちに飼われるネコ、動物園のコアラ、クイズのチャンピオン、宇宙飛行士、ぞうつかい。
「作者のヨシタケさんのなりたいものなのかなぁ?」というものも含まれた、生まれ変わったらなりたいものが書かれていました。
子どもにとっては、死については分からないこと。だけど、「死生観」を教える絵本はあまりないと思います。
そこで、この 「このあと どうしちゃおう」という絵本は分かりやすく表現しています。
死後は、こんな世界!!
天国ってきっとこんなところ
おばあちゃんがいる、とにかくお刺身がおいしい、景色の良いトイレ、あちこちに布団と温泉がある、有名人にけっこう会える、髪型が変え放題、みんなが必ずどこか褒めてくれる。
死後の世界をいろんなパターンで、表現してくれています。この後の予定や持って行くもの、こんな神様がいるなど。
「死んだ世界はこんなところなんだぁ~~」っと分かりやすく教えてくれているのが良かったです。
大人も楽しめる、ユニークな絵本でした。もしかしたら、死後の世界はこんな感じかもしれませんよ!?
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読んだ時の子どもの反応は
あ、そうそう、「このあとどうしちゃおう」でした。はい、この本を読んでから「おかあさん、まだ死なない?」とか私含める周りの人たちの死ぬ順番を聞いてみたり、まだ死んでほしくないな、とか死生観に触れる良い機会だったみたいです。
— とくゆう (@kochikochiko) 2017年8月4日
著者紹介 ヨシタケシンスケ
© KINOKUNIYA COMPANY LTD. 引用 https://www.kinokuniya.co.jp
プロフィール
1973年、神奈川県生まれ。
日常のさりげないひとコマを独特の角度で切り取ったスケッチ集や、児童書の挿絵、装画、イラストエッセイなど、多岐にわたり作品を発表している。2児の父。
ヨシタケシンスケ HPより一部引用 osoraku.com/profile
HP osoraku.com
絵本 「りんごかもしれない」
ヨシタケ シンスケ (著) ブロンズ新社