すてきな三にんぐみ あらすじ
黒マントに黒ぼうしの三人組の泥棒は、宝集めに夢中でした。ある日、さらってきた少女に、宝の使い道を聞かれ、素敵なことを思いつきます。
泥棒三人組がどんな選択をするか?
タイトルには素敵な三人組とありますが、最初、怖い印象をうけました。その泥棒たちは脅しの道具3つで馬車を襲います。
- ラッパ銃
- 胡椒ふきつけ
- 真っ赤なマサカリ
しかし、胡椒ふきつけで馬車の馬の目潰しに使ったり、マサカリで馬車の車輪を壊したり、人には危害を加えません。
意外と優しいかも。そしてある日、馬車には金目の物がなく、意地悪なおばさんのところへ連れて行かれる少女を隠れ家に連れて帰ります。
その少女が泥棒たちに、「集めた宝を何に使うのか」と聞くのですが最初、泥棒たちは使い道を考えてはいませんでした。
ただただ金目のものを集めただけでした。そして、宝の山の素敵な使い道を考えます。
本当のお金の使い方を教えてくれる
昔話には、お金を貯め込む者、有効的にお金を使う者。その結果どういったことが、その者達に起きたか。
そういった物語がありますが、この絵本も同じようなメッセージがあります。
人の役に立つことをしたくなる
お金に限らず、自分たちの持っている資産を溜め込まず、人の役に立つことに使う。そういう使い道が素敵ですよね。そういうことを感じました。
読み終わったあと、凄く幸せな気持ちになる絵本です。最初と最後で泥棒たちの気持ちも、周りの世界も良く変わっていくのには感動します。
絵本を読んだ人の感想
|• •๑)”おはようございます
今朝は娘と二人だったので、ゆっくりぐっすり眠れました(笑)今日は「黒の日」
なので、私も子供達も大好きな絵本「すてきな三にんぐみ」を
パッと見怖そうですが、とても素敵なお話です?
良い一日を♫•*¨*•.¸¸♪✧#今日は何の日 #黒の日 pic.twitter.com/NqchYqJjjT— 桜子 (@ssshtana1105) 2017年9月6日
正義と悪 真実と虚偽 大人と子供 母と娘 そして、生と死…
舞台化が決まって、自分と同じ様に絵本を見直した方も多いと思いますが、舞台を見終えた後に、改めて絵本を深読みしたくなる内容でした。
まさに、”大人の絵本:すてきな三にんぐみ”…感動しました!#すてきな三にんぐみ pic.twitter.com/iwFv6g8BYv
— ёきよё (@wabisuke831) 2017年6月3日
著者紹介 フランス人作家
引用 http://www.tomiungerer.com/
作 トミー・アンゲラー
1931年フランスのストラスブール生まれ。1956年にアメリカに移住し、画家・漫画家・絵本作家や広告美術など幅広く活躍。『メロップス、空をとぶ』でヘラルド・トリビューン賞、1998年には国際アンデルセン賞画家賞を受賞。他の作品に『すてきな三にんぐみ』『へびのクリクター』『ゼラルダと人喰い鬼』などがある。
公式サイト tomiungerer.com