絵本ラボでは、小学校の子どもを対象にした「クスクス」という教室を開催しています。そこで、クスクスで行っている時のコンセプトや学んだことをご紹介したいと思います。
小学校に通わせているお母さん!参考にしてみてね!
クスクスのコンセプト
学ぶって楽しい!そのことをしっかり知る。自分で考えてアクションを起こす、その醍醐味を教えるのが「クスクス」です。
「クスクス」では学校に入学するための勉強ではなくて、大人になってから個性を生かせるような教育をしています。
考えるを継続していくことで、習慣化が生まれ諦めない気持ちが育ちます。
子どもに対する褒め方
褒める時に、目的を達成した時だけ褒めていませんか?「~ちゃん、テストよく出来たね!」など。
こういう褒め方をしていると、子どもは何かを達成しないと褒めてもらえないと学習していきます。
そうすると、何かを手に入れないと満足できない症候群になってしまいます。
普段から、ありのままの存在価値を認めてあげるように言葉をかけてあげるように意識しましょう。
そのままのあなたでいることを肯定する
「失敗しても大丈夫、あなたが好きだから!」「うまくいかなくてもあなたの価値は変わらないよ!」など。
子どもの価値観は親の価値観と同じ!
親であるあなた自身も、自分を自分で褒めて自己肯定を上げておくことが大切です。
親自身が満足感や目的だけを達成することに重きを置いていると、なかなか子どもをありのままで受け止めてあげられません。
褒めるのが苦手な人は、自分自身をまず褒めてみてはいかかでしょうか?きっと、子どもにも優しくなれますよ。
親のダメなところも、子どもにしっかりと見せてあげましょう。「親=完全な先生」、見本ではないことを伝えてあげましょう。
そうしないと、思春期に子どもの自我が目覚めるとそのことに気づいて。怒りなどが沸き起こったりする原因にもなるので。
どんなことでも体験を共有しよう
学校から帰ったら、今日もよく頑張ったねの一言は大切です!学校では毎日毎日、新しいことを学んで帰ってきます。
親が子供の大変さを分かってあげるのがポイントです!学校での今日楽しかったこと、ちょっとやだだったことを聞く。
帰宅後、一段落して、本人が落ち着いてきたら、ちょっと聞いてあげてください。
話したがらないなら、無理に聞かないでまたの日まで待ちましょう。 親も今日どうだったかを、子どもに話してあげると共感が生まれますよ。
親も、子どものころがあり、急に漢字が出来たわけじゃなく、地道にやってきたことを思い出してあげてください。
東儀秀樹の子育て術
雅楽師の東儀家として生まれて、宮内庁楽師として活躍した経験を持つ「東儀秀樹さん」。
息子さんの名前も「ちっち」という音楽っぽい名前でユニークなお子さんです。
しっかりと話を聞いてあげる
子どもが話しかけた時は、どんなに忙しくても手を止めて。
子どもの顔を見ながら、しっかりと話を聞いてあげることが大切。
良いとこも悪いことも話してくるので、両方大事にしてあげる。
おもちゃは手作り
おもちゃは手作りで組み立てられる作りにしてある。
これは、壊れた物でもどうやったら直せるかどうかを考えられるようにするため。
これによって、想像力が培われるようです。
好奇心ある行動に口を挟まない
カブトムシの幼虫を育てて、成虫を部屋の中で飛ばしても怒らない。
虫嫌いの親だと考えにくい教育ですが、こういう子どもに自由な空間とゆとりを提供する考え方には驚きました。
部屋が汚れても、子どもの価値ある体験はその瞬間にあるので、止めたりしない。