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カミナリこぞうがふってきた あらすじ
雨が降ってきて、雨宿りするため一本杉の木の下に小学生のタケシ君がいると突然、落雷とともに「カミナリこぞう」が落ちてきた!
そして、タケシ君のそばを離れず、みんなには見えていません。「カミナリこぞう」を元の場所に帰すため一本杉へ。
二人で一緒に一本杉のてっぺんへ上ると、雷様、「カミナリこぞう」がいる不思議な世界が広がっていました。
★雷ってどうして起こるの?
そんな疑問をユニークに、カミナリこぞうを使って表現しています。これから雷が鳴ったら、カミナリこぞうの仕業だねって子供と話せそうですね。
写実的な描き方がすごい
雷様(鬼のような風貌)など登場するすべてのキャラクターがリアルに描かれていて、それでいて怖くなく、クスッと笑えてしまいます。
写実的なので、本当に実在するかのような描き方に驚かされました。子供に雷様はいると信じさせてしまうほど、リアルです!
絵画を見ているように、細かな描写をしているのが素晴らしかったです。
タケシ君のそばにいる「カミナリコゾウ」が学校のみんなに太鼓を「ドーーン」と叩いて、チリチリ頭にするなど、ハチャメチャな行動が見ていて、ハラハラしながらも笑ってしまいます。
→カブトムシと人間の友情物語!? 「カブトくん」 著・タダ サトシ【感想・あらすじ】
二つの世界観のバランスが良い
散歩していて一本杉を見つけたら、その上には雷様たちがいるかもしれません。
みなさんも、「ゴロゴロ~~ゴロゴロ~~」と雷がなったら想像してみてはいかがでしょうか?
一冊の絵本の中で
- 空(雷さまの世界)・地上(人間界)の二つの世界観のバランスがよく組まれていて見ごたえ十分な作りになっていました。
- タケシ君の学校の生活から、雷さまの世界へと進んでゆくストーリーが見ている読者を、冒険しているような気分にしてくれます。
(おへそはとられないかもしれませんが、髪の毛はアフロになるかもしれませんけど。)(笑)
→空気はどこから来て、どこにいくのだろう。ポエム絵本! 「くうき」【感想・あらすじ】
著者紹介
著 シゲリ カツヒコ
1962年、岐阜県生まれ。専門学校卒業後、フリー。
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