焦らないことを教えてくれる絵本
船くん(注:絵本では名前はありませんので仮の名前です。)が海を渡ります。その時いろんな声が聞こえてきます。
苦しいこと、せかされること、緊張することなど、いろんな気持ちを教えてくれます。せかされる時代に、必要なメッセージが込められた絵本です。
読むと、ゆったりした気分になれる!
「ひとつ ひとつ じゅんばん ちがう」「ぐずぐずしてる きゅうけいしてる」
「じーっとしてる」「どうして いそぐ いそいで どこいく」
「くらべられると どきどきする どきどきすると どうなるの」
「どきどきすると ひんやりする」
自分の心に問いかけるように読み聞かせてくれる文章なので、自問自答するようにリラックスしながら読める。
だから、ゆったりした気分になっていくのが分かります。
自分の中にある、比べている自分・焦っている自分・悩んでいる自分を気づかせてくれる絵本だと感じました。
親も子供も一緒に、考えさせられる内容です。
せかされる現代にこそマイペースに生きる!
「急いで・すぐ着替えて・早く食べて・おいてくよ・帰っちゃうよ」
こういう言葉を何度も言っている気がしませんか。親には親の都合があります、だけど子供にも子供の都合があることを理解してあげましょう。
親だけのルールで縛りつけてはいけないことをこの絵本から、学べますよ。
焦ったり、何かをこなさないといけないと思い込むのを止めてみましょう。
まとめ&感想
(何時に食べさせて、何時に寝かせるなど)しなければいけないことがあるのは分かりますが、自分も縛られて子供も縛っても良いことはありません。
「~すべき」とか「~じゃなきゃダメ」など。義務感・背負い込む癖で行動するのを手放してみましょう。
以外に、どうにでもなれとか。あきらめるという意識が大切な時もあります。
ちょっとしたことだけど、今までのルールを少し変えてみることで、子供の時間を増やしてみてはいかがでしょうか?自分の時間もゆったりするかもしれません。
絵本を読んだ人の感想
『はやくはやくっていわないで』(益田ミリ 作、平澤一平 絵)
すーちゃんの作者の益田ミリさんの絵本。文字数も少なく、スッと読める。大切なことはなんだろう。— さとうけんた (@kencha8888) 2013年11月27日
つい口にしてしまう言葉が、スピードUP !と マダ?
発しながらも嫌になる。そんな時、この絵本が心の薬に!
「はやくはやくっていわないで」メンバーには各々の速度があり、同じ方を向いていれば良し。後は目標設定に問題があると反省する。 pic.twitter.com/C1ZFcVdfB3— ふたば書房(京都)の社長です。 (@booksfutaba) 2013年10月31日
著者紹介
© 2009-2015 MISHIMASHA Publishing Co. 引用
イラストレーター 平澤一平
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プロフィール
秋田生まれ。中央美術学園卒。木彫り作品を主体とするイラストレーター。 東京ガスカレンダーコンペグランプリ受賞。第1回TIS公募大賞受賞。 第9回イラストレーション誌チョイス大賞にて大賞受賞。
mishimaga.comより引用
益田ミリ (著), 平澤一平 (イラスト) ミシマ社