てのりにんじゃ
ある日、あなたの家に、「てのりにんじゃ」がやってきたら。普段は気付かないほどに、忍び足で影しか見えません。
しかし、お腹をすかせて力尽きた小さな忍者が、あなたの玄関に迷い込んだら・・・。
小林賢太郎さん(劇作家・パフォーマー)の推薦コメント帯付きです。
はじめは とおくから しゅぎょうの ようすを みまもりましょう。 すこしずつ ちかづいてみましょう。
「にんじゃだんごの作り方」、「にんじゃのすきなこと」「簡単に姿を見せてくれない」など。忍者の細かい特性を紹介してくれています。
「てのりにんじゃ」と仲良くなる方法を、細かく解説してくれていて、ページをめくるごとに、心の距離が縮まっていきます。
しゅぎょうを てつだってあげましょう。 いっしょに しゅぎょうをしましょう。
まいにち おだんごを あげて まいにち いっしょに しゅぎょうをすると なかよくなります。そうすると てのりにんじゃは・・・
そして、「てのりにんじゃ」と仲良くなっていくと、忍者のスゴ技を見せてくれます。
「シャボン玉の上に乗ったり、金魚鉢の水面に浮いたり、ストローを切ったり」など。「てのりにんじゃ」の忍法を、小さい体で繰り出すのがユニークで、読んでいて楽しかったです!?
あなたも「てのりにんじゃ」に出会ったら、そ~~~~っと静かに近づいてみましょう。
読んだ時の子どもの反応は
今日、読み聞かせボランティアの方に絵本【てのりにんじゃ】を読んでもらった娘。そのてのりにんじゃ様(?)の食べ物として、胡麻おにぎりを作りたいと言うけど、どこら辺まで付き合うべきか。とりあえずおにぎりは小さくていいらしいので、少しのご飯と黒胡麻をだしてあげたけども。
— のりこ (@nopainter) 2017年6月1日
著者紹介
著 山田 マチ
クスリ、ニヤリと鼻で笑ってほしくて、短い物語を書いています。
絵 北村 裕花
1983年栃木県生まれ、東京都在住。多摩美術大学卒業。
山田 マチ (著), 北村 裕花 (イラスト) ひさかたチャイルド