あらすじ
昔々、一匹の賢い魚が、海から頭を突き出して、「ああ、陸の上を探検してみたいなあ」と思っていた。
「魚が陸を歩くなんて無理、だって?」でも、賢い魚はあきらめなかった。考えに考えて、ある日とうとう・・・?
何千万年もの時の流れで行われた、生物の進化とは!?
登場する豊富な魚のキャラクターたち
かしこいさかなは、あたまがいい だけじゃなかった。 うたったり おどったりすれば みんな うっとりした。
一匹の賢い魚が主人公のこの物語。だけど、その話を聞く魚たちの、豊富なキャラクターたちは見ていてビックリするぐらいの量!!
「魚の図鑑を見ているかのような世界観」で、いろんな魚たちが登場します。でぶでぶのさかな、ぺらぺらのさかな。
でーっかいさかな、きれいなさかな。いろんな、姿、形、色の魚が登場するので、読み始めから、楽しく読めちゃいます。
ダーウィンの進化がここに隠れている?
賢い魚は、「と~~~~っても」賢いんです。チェスなどのゲームができたり、歌ったり、踊ったりできて、絵や詩だってできちゃう。
なんでもできてしまう、天才魚!!しかし、陸にあがることだけはできなかった・・・。
賢い人、やりたいと思った人が勇気を持って、挑戦してくれるおかげで、人類もここまで進化できたのだと感じました。
“遠~~い祖先”
人間もこの賢い魚くんのおかげで、人間へと進化できたんだと思います。
遠~~い遠~~い祖先であることは、血のつながった家族でもあります。
ぜひ、読んでみてください!!
絵本を読んだ人の感想
もう1冊は『かしこいさかなはかんがえた』(徳間書店)。大きめのとてもきれいな絵本。カラフルで大迫力のイラストだけでも十分楽しめるけど、実は進化論を、抑えたユーモアで語っていたりして、高学年でも満足度高いのではないかな。今日の5年生もその辺りまで楽しんでくれてたみたいで、さすが!
— primrose (@primrose_888) 2015年3月5日
著者紹介 イギリス人作家
著 クリス・ウォーメル
1955年、イギリスのゲインズバラで生まれる。道路清掃車、ごみ収集、郵便配達、工場労働者として働いた。
木の彫刻、イラストレーター。クリス・ウォーメルさんのブログを紹介します。イラストや彫刻・児童書などがあるので、見てみてください。
公式サイト chriswormell.com
クリス・ウォーメル (著, イラスト), 吉上恭太 (翻訳) 徳間書店