おおきなわんぱくぼうや あらすじ
「トディ」は、ほかのあかんぼうとなにもちがうところはなかった―ただひとつをのぞいては。「ただひとつ」というのは、「トディ」は、おおきなおおきな、すっごーくおおきなおかんぼうだったということだ…!
小さな体でも、家族みんなをふりまわすくらいビッグな存在感があるのが、赤ちゃんというもの。
その赤ちゃんが、もしも信じられないくらい大きかったら…?おとなも子どもも思わず笑いだす、ユーモアたっぷりの絵本。
冬の大吹雪の日に生まれた、おおきな赤ん坊、「トディ」と普通の家族とは違う日常。家族以外の人々も巻き込んでいく、壮大なスケールで描かれた物語です。
巨大赤ちゃん=わんぱくぼうや
赤ちゃんだけでもパワフルなのに、巨大化した赤ちゃんは規模が違います。家族だけでは面倒みきれません。周囲の人にも面倒かけっぱなし。
だけど、赤ちゃんはこんなに大変だと、子供に教えてあげられます。
ユーモラスに描かれています。
おばあちゃんが「トディ」に手編みの手袋、靴下、帽子をプレゼントします。
しかし、おばあちゃんの手が包帯で巻かれているシーンがあり、大きな「トディ」のために大変な苦労があったことをうかがわせます。
それが、とてもユーモラスに描かれており、痛々しいけど思わずクスッと笑ってしまいます。そして、おばあちゃんが編んだ量が凄い!
「たぶん家一軒分あると思います。」腱鞘炎になっちゃったのかな。両腕が大変なことになっていました!!
ハプニングがいっぱい!
夜泣きが凄くてそれを、兄弟がバイオリンを弾きながらあやしたり、ゆりかごにロープをつけて、ゆらしてあげるシーンがあるのですが。
それがコンサート会場のようになっていて面白いです!こんな豪華な癒し方は、見たことがありません。
「トディ」は幸せ者だと思いました。私もしてもらいたいぐらいです。
オムツを変えるだけでも大仕事
オムツを変える時はクレーン車、ヘリコプター、防護服などで総動員して取り換えるんです。家族以外の村の人たちも巻き込んだ大仕事!
子供に「赤ちゃんのおむつ替えはこんな大変なんだぞ~」と分かりやすく伝えられます。(こんな大仕事ではないけど。)
子供に小さかった時の思い出を伝えたいときに
子どもと赤ちゃんの頃の話をするときに、この絵本は良いと思いました。「トディ」のわんぱくぶりを見て、あなたもこんなことがあったのよ!
そんな話をしてあげたり、これからお兄ちゃん、お姉ちゃんになる子にはこれからこんな事するんだよ!っていうことを、面白おかしく伝えることが出来ます。
赤ちゃんというのは、「わんぱく」なんだ!っていうのがよく伝わってくる絵本でした。
→巨人の足跡に、ご注意ください!「でっこりぼっこり」 著:高畠 那生【感想・あらすじ】
著者紹介 アメリカ人作家
引用 http://lookingglassreview.com
著 ケビン·ホークス
アメリカのイラストレーター。少年、少女、動物を扱った物語を手掛けることが多い作家さんです。
おおきなわんぱくぼうや